建もの燃費ナビの概要
建物の「燃費」とは
本システムにおける「燃費」は、世界基準の「一次エネルギー消費量」です。
※暖房・冷房・給湯・調理・照明・換気設備のエネルギー消費が含まれます。
※家電のエネルギー消費は、燃費の対象外です。但し、パッシブハウス認定を受ける際には含めます。
※太陽光発電は、アクティブにエネルギーを創るシステムのため、建物自体の燃費とは分離して算出します。
また、発電エネルギーを建物内で全て利用した想定での燃費も算出します。
計算エンジン
本システムは、ドイツのパッシブハウス研究所(PHI: http://www.passiv.de/)の「PHPP9.6a 日本語版」を燃費計算エンジンとして使用しています。
ISO13790に準拠した考え方に加え、PHI研究所の20年以上に渡る膨大な実験結果に基づく精密な燃費計算ロジックが実装されています。
計算条件
1)全館24時間空調の想定
PHPP9.6aエンジンは、全館24時間空調を想定した燃費計算ツールなので、部分間欠の暖冷房で住まわれる方のランニングコストの根拠を計算するためのものではありません。
2)燃費計算に考慮される部材
「建もの燃費ナビの操作の流れ」で入力対象となっている部材だけが、燃費計算において考慮されます。
Excelのバージョン
本システムの実行には、Microsoft Excel 2013、2016、2019のいずれかが必要です(ストアアプリ版Officeは未対応です)。
いずれのExcelも最新のアップデートを反映した状態でご利用ください。
データの互換性について
旧バージョンの(建もの燃費ナビ2019)と、2020年にリニューアルした(建もの燃費ナビ)との間にはデータの互換性がありません。
旧バージョンの(建もの燃費ナビ2019)で作成したテンプレートや設定した情報は引き継がれませんので、(建もの燃費ナビ)で再入力する必要があります。