竪樋排水量チェック[補足]

竪樋(落し口)1ヶ所当りの屋根面積と降水量をもとに算定した降雨量(必要排水量)が、竪樋の排水能力を超えているとNG判定します。

降雨量の算出
  • 全体の屋根投影面積を落し口の個所数で除算し、1ヶ所当りの屋根負担面積(㎡)を求める
  • 竪樋1ヶ所当りの降雨量(必要排水量:㎥/秒)=屋根負担面積(㎡)×降水量(mm/時→m/秒に換算)
竪樋の排水能力
  • 軒樋の形状と「トリチェリの定理」を用いて、軒樋から竪樋への排水速度(m/秒)を求める
  • 上記の排水速度と竪樋の有効断面積(㎡)から、竪樋の排水量・排水能力(㎥/秒)を求める

ここでの排水量計算は、軒樋と竪樋の断面形状を基に算定したものであり、屋根・建物の形状や竪樋の配置状況は考慮しておりません。

 判定
  • 「竪樋1ヶ所当りの降雨量 ≦ 竪樋の排水能力」であればOK
  • 「竪樋1ヶ所当りの降雨量 > 竪樋の排水能力」だとNG