接合部金物編集:(11110015)

各特定行政庁、及び指定確認検査機関によっては、接合部金物の細かな部分で解釈が異なる場合があります。接合部金物編集では、それらの問題を解決するため、N値の算定にかかわる条件(柱の出隅判定・柱の引抜抑制係数L・耐力壁倍率)を任意で編集することができます。

 
  1. image\0116_24.pngをクリック
  2. 変更したい接合部金物をクリック
  3. 右クリックし、「接合部金物編集」をクリック
    *接合部金物をダブルクリックしてもかまいません。
  4. 柱の出隅判定・柱の引抜抑制係数L・耐力壁倍率を確認、変更
  5. 接合部金物をリストから選択
    *自動認識した金物よりも倍率の大きい金物を選択できます。
    *システム定義だけでなくユーザー定義の接合部金物も選択できます。
  6. 「OK」をクリック
    *編集しなかった場合は「キャンセル」をクリックしてください。
 

確認申請書への添付図面など、特定行政庁、及び指定確認検査機関に提出される際には、必ず事前に接合部金物をご確認の上、実際の施工状況を考慮した編集を行なってください。

編集後は塗りつぶし表示

編集した部分の接合部金物は、塗りつぶし表示となり、自動計算の結果とは異なることを示すようになっています。なお、数値等を編集しなくてもそのまま「OK」をクリックすると塗りつぶし状態になってしまいます。
編集しない場合は「キャンセル」か「再計算」をクリックください。

 
計算式

計算方法が「N 値を考慮する」の場合に表示されます。

本システムでは、接合部金物を検討する際にX方向Y方向それぞれ壁倍率の差を算出してN値を計算し、大きい方を採用しています。

計算根拠

計算方法が「N 値を考慮する」の場合に表示されます。

A1,A2,A3

当該柱に影響する耐力壁倍率が表示されます。

数値を変更することで、耐力壁入力で耐力壁を変更しなくても当該階または、その上階の柱接合部金物をシミュレーションすることができます。

B1,B2,B3

当該階または、その上階の周辺部材による押さえ(曲げ戻し)の効果を表す係数で、出隅柱であるか否かで値が変わります。

出隅判定

当該階または、その上階の柱をチェックボックスのON/OFFで出隅柱であるか否かに変更することができます。

通し柱金物名称・記号

胴差と通し柱の接合部金物とその記号が表示されます。

但し、建築基準法による通し柱の規定外の位置(「A’s壁量チェック注意事項」参照)に通し柱が配置された場合には「※」と表示し、同接合部金物を確定しない仕様となっています。

施工状況を考慮の上、「T1,T2,T3」の中から同接合部金物を選択してください。

 

壁量チェックの接合部検討の結果、「※」と判定される場合がある(PDF)