耐力壁配置:(11110008)
耐力壁(外部面材・内部面材・筋違)を自動、もしくは手動で配置します。
つり合いのよい配置の基準は「側端部ごとの充足率の比(壁率比)」であるため、側端部自体が必要壁量を満たしていない状況でもNGとは限りません。
また、両方の側端部が必要壁量を満たしている(充足率が1.0以上)であれば、壁率比によらずOKとなります。
壁率比を確認するには、チェック結果の「つり合いチェック」をご覧ください。
筋違の向きを変更するには、まず、(要素選択)をクリックし選択モードにして対象の耐力壁の筋違を選択します。次に右クリックし表示された右メニューの「向きの反転」を選択すると向きが変わります。筋違マークではなく、配置されている耐力壁の筋違を選択してください。
耐力壁を配置すると、配置された耐力壁の倍率、1/4ライン、耐力壁線、重心位置、剛心位置、偏心許容範囲が表示されます。
バーメーターにはX方向とY方向それぞれに耐力壁の存在壁量と基準ごとの必要壁量のマークを表示します。
つり合いのよい配置の判定に使う1/4ラインの位置を示しています。
側端部ごとの存在壁量と必要壁量を表示します。
存在壁量が必要壁量を満たしていない場合は、赤色で表示されます。
耐力壁の存在する通りに、耐力壁線を表示します。
耐力壁線として必要な壁量と通り上の存在壁量を示し、基準を満たしている場合は◎または○となり、基準を満たしてない場合は×となり赤色で表示されます。
重心、剛心、偏心許容領域の表示は、上部のボックスで基準法/性能表示のいずれかに切り替えることができます。
偏心許容領域とは、「設定」→「準備入力」→「詳細設定」の「壁量係数」タブで設定している「偏心率」(0.3 or 0.15)以下となる領域です。
剛心(※)がこの領域に入っていれば、偏心率の判定はOKとなります。