境界入力-窓境界

境界入力における窓や外部ドア(玄関や勝手口などのドア)のラフ開口オフセット、屋根・庇の軒先下がりを設定します。日射遮蔽の計算に利用します。

設定後、「OK」ボタンをクリックし、境界入力設定画面を閉じます。「屋根境界」、「壁・オーバーハング境界」、「基礎・床境界」画面で設定した選択や値もこの画面の「OK」ボタンによって決定します。

窓境界

最も多く使用している窓・外部ドアの情報を入力

配置済みの窓・外部ドアで、最も多く使用している窓・外部ドアの情報を入力します。
また、詳細な検討が必要ない場合は、そのまま「OK」をクリックしてもかまいません。

現在作成中の物件で初めて「建物燃費ナビ」を起動した場合

メインメニューまたはクイックメニューから(建もの燃費ナビ)を初めて起動すると、外部環境を設定する画面が開きます。外部環境を設定後、境界入力の画面が自動的に表示されます。境界入力の各部材の設定を行い、この「窓境界」画面の「OK」ボタンをクリックすると、建もの燃費ナビ画面の下部に部材一覧が表示されます。

窓・外部ドアのラフ開口オフセット
ラフ開口オフセット 窓と外部ドアのそれぞれで設定できます。
左・右は、柱芯からラフ開口幅(ROW)までの寸法を入力します。
上・下は、開口内法高さからラフ開口高さ(ROH)までの寸法を入力します。
外壁仕上オフセット 壁芯(柱芯)からサイディングなどの壁の外部仕上までの寸法を入力します。
屋根伏図で入力する庇やシャッターボックスなどの軒先までの距離の計算に利用します。
外壁からガラス面平均奥行 外壁の仕上げ面からガラス面までの奥行を入力します。
外付窓の場合は、0mmとします。

PHPPのShadingシートの外壁仕上げとの関係奥行「oReveal」の計算に利用します。

外壁の外面から建具のガラス面が少し奥にあると、庇効果(設置している壁自体がガラスへの日射量を遮る)が現れます。特に、厚い壁の場合、効果が出てきます。

ラフ開口クリアランス 木製窓の場合、必要に応じてラフ開口のクリアランスを入力します。
外壁の仕上げ面から少し奥になる建具のガラス面への斜め横からの日射量を遮る位置をラフ開口の位置からの水平距離で指定するためのものです。
なお、ラフ開口クリアランス本来の用語の意味とは異なります。

PHPPのShadingシートの外壁仕上げとの関係水平距離「dReveal」の計算に利用します。

屋根・庇の軒先下がり
屋根・庇の軒先下がり

配置した屋根の軒先下がりの寸法や、屋根として配置した庇・土庇の軒先下がりの寸法を入力します。
ここで示している軒先下がりとは、GLに対して垂直に屋根の総仕上から破風の下端までの寸法をいいます。
いずれも日射遮蔽効果を考慮するために入力します。

勾配屋根 屋根伏図で「勾配屋根」が配置されている場合に入力できます。
陸屋根 屋根伏図で「陸屋根」が配置されている場合に入力できます。屋根属性が陸屋根となります。
庇、土庇 屋根伏図で「面作成」-「庇」または「土庇」が配置されている場合に入力できます。
フラット庇 屋根伏図で「面作成」-「フラット庇」が配置されている場合に入力できます。
ケラバ軒裏面オフセット

屋根基準面から破風の下端までの寸法を入力します。
開口部にかかる影を考慮するために入力します。

勾配屋根 屋根伏図で「勾配屋根」が配置されている場合に入力できます。
庇、土庇 屋根伏図で「面作成」-「庇」または「土庇」が配置されている場合に入力できます。
屋根厚の確認・変更

屋根厚は、屋根伏図(屋根伏図)の「面設定」で確認・変更が行えます。屋根基準面から仕上面までの距離です。