Step7 換気

「換気に関する情報」と「換気計画」を入力します。

Step7換気

換気に関する情報

気密性(漏気による換気回数)を以下いずれかの方式で算出します。

  • 50Pa加圧時の送風量を直接数値入力し計算
  • C値と仮想床面積から気密性を計算
50Pa加圧時の送風量を直接数値入力し計算
内法気積 Step1基本設定で入力した「内法気積」が自動表示されます。ここでは修正できません。
Q50 50Pa加圧時の送風量を入力します。入力値に応じて、「気密性」が自動計算されます。
気密性

「Q50」の入力値に応じて、自動計算されます。
PHPPのVentilationシートの気密測定時の漏気回数に反映されます。

パッシブハウス認定には0.6回/h以下である必要があります。

C値と仮想床面積から気密性を計算
仮想床面積 Step1基本設定で入力した「近似Q値・C値用床面積(仮想床面積)」が自動表示されます。ここでは修正できません。
C値 C値を入力します。入力値に応じて、「気密性」が自動計算されます。
気密性

「C値」の入力値に応じて、自動計算されます。
PHPPのVentilationシートの気密測定時の漏気回数に反映されます。

パッシブハウス認定には0.6回/h以下である必要があります。

共通項目
建物周囲からの影響

建物周囲からの影響について設定します。プルダウンメニューから次のいずれかを選択します。
PHPPのVentilationシートの防風係数に影響します。

  • 壁一面開放・・・3方に隣家があり、1方が道路の場合
  • 複数面開放・・・上記以外
周辺建物の密集度(換気への外部風の影響)

周辺建物の密集度(換気への外部風の影響)を設定します。プルダウンメニューから次のいずれかを選択します。
PHPPのVentilationシートの防風係数に影響します。

  • 低:No screening
  • 中:Moderate screening
  • 高:High screening
換気計画

換気タイプをプルダウンメニューから次のいずれかを選択します。選択に応じた入力項目が表示されますので、各項目に数値を入力します。

  • 第一種(機械給気/機械排気)
  • 第三種(自然給気/機械排気)
第一種(機械給気/機械排気)

換気計画_第一種

■局所換気を設定

「局所換気を行う部屋を選択して面積、有効高を入力…」をクリックすると、「部屋一覧-局所換気部屋の選択-」画面が表示されます。
局所換気を行う部屋にチェックを付け、「OK」をクリックします。
「床面積」、「有効高」、「気積」、「換気風量」、「換気装置」が自動入力されます。
【局所換気】の一覧に表示されます。
「局所換気を行う部屋を選択して面積、有効高を入力…」で自動入力せずに、【局所換気】の一覧に直接入力も可能です。

床面積 全般換気対象の区画(部屋一覧でチェックOFFの部屋)の合計面積が自動入力されます。
直接入力も可能です。
有効高 上の床面積に算入される区画の平均有効高さが自動入力されます。
直接入力も可能です。
気積 上の(床面積)×(有効高)が自動入力されます。値の編集はできません。
換気風量 気積に0.5[回/h]を乗じた値が自動入力されます。給排気ともにこの風量が連携されています。
直接入力も可能です。
換気装置 上の床面積に算入される区画のおける換気装置をプルダウンメニューから選択します。
選択値は、「換気装置編集…」から編集することができます。
「換気装置編集」画面の「システム定義」タブからいずれかを選択し、「追加」をクリックすると「ユーザー定義」タブに選択した換気装置がコピーされます。コピーされた換気装置のセルをダブルクリックし編集してください。何も選択せずに「追加」をクリックすると、「ユーザー定義」タブに空の行が追加されますので、一から入力することもできます。
換気装置編集

■ダクト設定

給気と排気のそれぞれのダクトの設定をします。(熱交換設備と屋外とをつなぐダクト部のみ)

ダクト直径 ダクトの直径を入力します。
断熱材厚み ダクトの断熱材の厚みを入力します。
アルミコーティング ダクトのアルミコーティングの有無を設定します。
熱伝導率 ダクトの熱伝導率を入力します。
ダクト長 ダクト長を入力します。

■第一種換気設備における外気(OA)・給気(SA)・還気(RA)・排気(EA)のイメージ図

給気経路:外気(OA)⇒熱交換設備⇒ 給気(SA)
排気経路:還気(RA)⇒熱交換設備⇒ 排気(EA)

 還気(RA)と給気(SA)のダクトは対象ではありません。

第三種(自然給気/機械排気)

換気計画_第三種

「換気経路を選択して床面積、有効高を入力…」をクリックすると、「部屋一覧-換気経路部屋の選択-」画面が表示されます。
換気経路から除外する部屋をチェックOFFにし、「OK」をクリックします。換気経路対象の部屋がチェックONとなります。
「床面積」、「有効高」、「気積」、「換気風量」、「換気装置」、「電気消費量」が自動入力されます。

床面積 換気経路対象の区画(部屋一覧でチェックONの部屋)の合計面積が自動入力されます。
直接入力も可能です。
有効高 上の床面積に算入される区画の平均有効高さが自動入力されます。
直接入力も可能です。
気積 上の(床面積)×(有効高)が自動入力されます。値の編集はできません。
換気風量 気積に0.5[回/h]を乗じた値が自動入力されます。給排気ともにこの風量が連携されています。
直接入力も可能です。
電力消費量 夏期の昼間における換気に使用する装置の単位当たりの消費電力量を入力します。風量1㎥で1時間換気するために必要な消費電力量になります。