Step4 窓
建物の入力(プラン図、屋根伏図、高さ設定)の情報をもとに、窓の性能を入力します。
表示フィルタのラジオボタンを切り替えて、「(1)窓基本情報」、「(2)庇、影の影響入力(通年)」、「(3)日射遮蔽入力(夏限定)」を入力します。
- Step1 基本設定
- Step2 外皮断面構成
- Step3 外皮面積
- Step5 ヒートブリッジ
- Step6 床形状
- Step7 換気
- Step8 照明
- Step9 一次エネルギー消費
- PHPPエキスパートモードへの転送情報一覧
いずれも入力済みのプラン情報から自動入力されます。
階層 | 窓が設置されている階層が入力されます。 |
部屋名 | 窓が設置されている部屋名が入力されます。 |
窓名 | 窓名が入力されます。 |
窓種類 | 窓の種類が自動表示されます。 |
数量 | 窓の数量が入力されます。 |
方向 | 窓の方位角が自動表示されます。
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水平角度 | 水平面に対する窓の傾斜角が自動表示されます。 「(2)庇、影の影響入力(通年)」では項目は表示されません。
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ラフ開口寸法 幅・高さ | 窓のラフ開口の幅と高さの寸法を入力します。入力済みのプラン情報から自動入力されます。 |
取り付け対象 | 窓が設置されている外皮面を選択します。Step3外皮面積で入力した外皮面が候補としてプルダウンメニューで表示されます。入力済みのプラン情報とStep3外皮面積の情報から自動入力されます。 |
ガラス種類 | 窓に取り付けるガラスの種類をプルダウンメニューから選択します。 「窓性能(ガラス・枠・遮蔽物)変更…」ボタンをクリックし、一括入力、一括変更が可能です。 |
枠種類 | 窓に取り付ける枠の種類をプルダウンメニューから選択します。 「窓性能(ガラス・枠・遮蔽物)変更…」ボタンをクリックし、一括入力、一括変更が可能です。 |
U値 | ガラス種類と枠種類、「(2)庇、影の影響入力(通年)」の断熱補強の情報をもとに、窓の熱貫流率を自動表示します。 |
U値 ガラス・枠 | ガラス種類と枠種類、「(2)庇、影の影響入力(通年)」の断熱補強の情報をもとに、ガラスと枠の熱貫流率を自動表示します。 |
隣接窓の設置状態 | 窓枠の上下左右について接している部材から設置状況を設定します。次のいずれかを入力します。
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窓にかかる日射影響についてプルダウンメニューから「自動計算」または「数値指定」を選択します。
「自動計算」は、入力済みのプラン情報から自動入力されます。
「数値指定」は、高低差と水平距離の値をそれぞれ直接入力します。
高低差 | 影となる窓のガラス面の最下端から遮蔽物の最高点までの鉛直距離(高さ)を入力します。 |
水平距離 | 影となる窓のガラス面から遮蔽物の最高点までの水平距離を入力します。 |
外壁の仕上げ面とガラス面の位置関係について設定します。
奥行き | 外壁の仕上げ面からガラス面までの平均距離を入力します。(境界入力)-窓境界で入力した値が自動表示されます。 |
水平距離設定 | 窓側面の平均フレーム幅(外壁の仕上げ面からガラスの縁までの距離)からラフ開口クリアランスを引いた値が表示されます。 プルダウンメニューから「自動計算」または「数値指定」を選択できます。 「自動計算」は、ラフ開口クリアランスと入力済みのプラン情報から自動計算します。 「数値指定」は、値を直接入力します。 |
ラフ開口クリアランス | 木製窓の場合、必要に応じてラフ開口のクリアランスを入力します。(境界入力)-窓境界で入力した値が自動表示されます。水平距離の計算に利用します。 |
窓の庇相当物についてプルダウンメニューから「自動計算」または「数値指定」を選択します。
「自動計算」は、入力済みのプラン情報から自動入力されます。
「数値指定」は、高低差と水平距離の値をそれぞれ直接入力します。
水平距離 | 庇相当物の出幅にガラス外表面から外壁の仕上げ面までの距離を足した値(オーバーハング長さ)を入力します。 |
高低差 | 庇相当物とガラス面上端との距離(オーバーハング間隔)入力します。 |
必要に応じて窓の断熱補強物を設定します。
補強物の設定(U値、発揮性能、日射取得率)は窓個別に変更できます。
補強物 | 「なし」のほか、次のいずれかから選択します。 選択値に応じて、U値、発揮性能、日射取得率が自動入力されます。必要に応じて直接入力で変更できます。
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U値 | 熱貫流率を入力します。 |
発揮性能 | U値の低減効果を示します。実際の使用条件による各種ロス(気密性、人間が開けることもある)を考慮して、発揮される性能を%として入力してください。本システム特有の性能値です。 |
日射取得率 | 日射取得率を入力します。
また、補強物に以下の内窓を選択すると、二重窓のガラス日射取得率が計算されます。
計算方法は日本サッシ協会「わかりやすいサッシ・ドアの性能」の「4.9 二重窓の日射熱取得率」に準拠しています。 計算式の開口部iの全体の面積に対するガラス部分の面積の比は、建もの燃費ナビでは0.8固定としています。 |
窓の外側と内側のそれぞれについて、遮蔽物をプルダウンメニューから選択します。選択した遮蔽物に応じて、日射遮蔽係数が0~1.00(0%~100%)の値で自動入力されます。
「他(数値指定)」を選択すると、値を直接入力できます。
「なし」は、1.00(100%)が入力されます。
外側 |
|
内側 |
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遮蔽システム種類 | 断熱トリプルガラス | 断熱ペアガラス | ||
---|---|---|---|---|
外側 | 内側 | 外側 | 内側 | |
ブラインド(鉛直羽根) | 0.06 | 0.7 | 0.07 | 0.6 |
ブラインド(45°羽根) | 0.1 | 0.75 | 0.12 | 0.65 |
ローラーブラインド(タープ:白色) | 0.24 | 0.6 | 0.25 | 0.5 |
ローラーブラインド(タープ:灰色) | 0.12 | 0.8 | 0.14 | 0.75 |
ホイル | – | 0.6 | – | 0.5 |
窓のガラス、窓枠、夏季日射遮蔽物、窓断熱補強の値を一括で設定します。
最初に「窓グループ分け」画面が表示され、次に「窓性能(ガラス・枠・遮蔽物)変更」画面が表示されます。
「OK」ボタンをクリックすると、窓設定の一覧表に設定した値を反映します。
グループは、以下の2つから選択し、「次へ」のボタンをクリックします。
- 日射取得優先の面とそれ以外の面で異なる仕様で設定する
- 建物の窓全て同じ窓仕様で設定する
日射取得優先の壁面に配置されている窓とそれ以外の窓に分けます。面は、プラン図の上下左右の4つの面から選択します。
設定項目が「窓(日射取得優先)」「天窓」「窓(日射取得優先の壁面以外)」の3項目になります。
建具の種類ごとにガラスの種類をプルダウンリストから選択します。プルダウンリストは、「グループ」と「ガラス種類」のリストがあり、グループを選択することでガラス種類の表示を絞ることができます。
「ガラス編集…」ボタンをクリックし、ガラス種類リストを編集する画面が表示されます。ガラス種類の追加、削除、グループ分けの変更を行います。
建具の種類ごとに窓枠種類をプルダウンリストから選択します。「グループ」と「窓枠種類」のリストがあり、グループを選択することで窓枠種類の表示を絞ることができます。
「窓枠編集…」ボタンをクリックし、窓枠種類リストを編集する画面が表示されます。窓枠種類の追加、削除、グループ分けの変更を行います。
窓ガラス種類、窓枠種類の仕様一覧を編集します。「ガラス編集」ボタンや「窓枠編集」ボタンをクリックすると、種類リストの編集画面が表示されます。